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2002年6月号
59999/500000カウントの新型DMMを使ってデータを簡単にロギングする
EasyComm for Excel のPC5000への対応 |
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●PC-5000,510,520M用通信アダプタRS-KB2のリセット特性tsの調査 |
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tsは,定常状態におけるRTSリセットパルスを受けた後,次のコマンドを正常に受信できるようになるまでのセットアップ時間です.
インターフェース回路のイニシャライズ時間と解釈できます.
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●測定手順
@RTS,DTR出力はFalse(マイナスレベル)で1.5秒間待ちます.この間にインターフェース回路の電源は放電されて内部回路はリセットされます.
ARTSをTrue(プラスレベル)にすることによって電源を加えます.そして1.5秒,回路が安定するのを待ちます.
BRTSを1mS間FalseにしてTrueに戻します.インターフェース回路をリセットします.
C一定時間待ちます.この時間がtsになります.
Dデータ送信要求コマンドを送ります.
F測定データが受信されれば,tsが臨界点以上で受信されなければ臨界点未満であること意味します.
G結果によってtsの値を調整して@に戻ります.境界点が明らかになったら終了します.
●プログラムリスト
●計測中のワークシート
●計測が完了したワークシート
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●PC-5000,510,520M用通信アダプタRS-KB2のリセット特性trの調査 |
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trは,定常状態におけるRTSリセットパルス幅です.RTSを僅かな時間False(マイナスレベル)にすることによって,インターフェース回路をリセットできます.
RTSはインターフェース回路内部でプラス電源として利用されているだけでなく,リセット入力としても併用されていることを意味します.
インターフェース回路にはタイムアウト処理が無いので,コマンドの強制同期を行なうために使用します.
●測定手順
@RTS,DTR出力はFalse(マイナスレベル)で1.5秒間待ちます.この間にインターフェース回路の電源は放電されて内部回路はリセットされます.
ARTSをTrue(プラスレベル)にすることによって電源を加えます.そして1.5秒,回路が安定するのを待ちます.
B1バイトの無効データを送って0.1秒程度待ちます.
CRTSをFalseに下げて,一定時間後にTrueに戻します.この時間がtrになります.
Dデータ送信要求コマンドを送ります.
F測定データが受信されれば,リセットされ,データが送られてこなければリセットされなかったことを意味します.
G結果によってtrの値を調整して@に戻ります.境界点が明らかになったら終了します.
●プログラムリスト
●計測中のワークシート
●計測が完了したワークシート
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●PC-5000,510,520M用通信アダプタRS-KB2のリセット特性tpの調査 |
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tpはRTSをOnにしてからデータの送受信やリセット等が有効になるまでのプリチャージ時間です.
ポートを開き,設定を行ってからインターフェース回路の電源や回路が安定するまでにの時間と解釈できます.
この時間内にデータ送信要求コマンドを送っても,インターフェースケーブルは何の反応もしないので,その特性を利用して測定します.
●測定手順
@RTS,DTR出力はFalse(マイナスレベル)で2秒間待ちます.この間にインターフェース回路の電源は放電されます.
ARTSをTrue(プラスレベル)にすることによってインターフェースケーブルに電源を加えます.
B一定時間待ちます.この時間がtpの測定値になります.
C1バイトの無効データを送ります.無効データが受信されれば回路が動作したことになります.
D2秒間待ちます.この間に十分に電源が立ち上がったものとします(tp≪2000mS).
Eデータ送信要求コマンドを送ります.
F測定データが受信されれば,Cのノイズバイトが無視されたことを意味します.また測定データが送られてこないときにはノイズバイトが取り込まれたことを意味します.
G結果によってtpの値を調整して@に戻ります.境界点が明らかになったら終了します.
●プログラムリスト
●計測中のワークシート
●計測が完了したワークシート
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